雪解けの前に

カレンダーが変わり、改まった一年を思えば、やはりまずやりたいのはレコーディング。
雪解けが来れば、畑や農作業もやりたいこと、やっておくことが常に優先順位の上位に
来るだろうし、この、雪に閉ざされた間に少しでも形にしておきたい。

録りたい曲はいくつかあるけど、まずはのびのびになっている「春」、という曲を早いうちに録りおろしたい。梅が咲く前に。
チェロとコントラバスとのコラボ演奏でやりたいのだけど、ぱぱっと話を進められないかなぁ。
他にもチェロとコントラバスの組み合わせはやってみたい曲もあるし、まずは演奏者探しからだ。


前にもどこかに書いたかもしれないけど、今後の音源は、ハイレゾもしくはアナログで録って、リリースメディアはアナログレコードとカセットテープ、あとは配信のみ、みたいなことを考えている。
もう、もたもたしてる間に世間でもどんどんハイレゾが普及しているなあ。
ハイレゾ対応のスマホも出てるとか。

んー、とにかく早く自分の制作環境も整えねば。
まずは部屋の掃除をするぞ!

さて、2015年も幕が明けました。
いきなり三ヶ日は日本海側を中心に荒れた天気で、ここ長野でも大雪警報が出てますが、
みなさんはどんなお正月を過ごしてますか?

去る2014年は、2月の大雪から広島の土砂災害、御嶽山の噴火、長野北部での大型地震などなど、国内でも災害や事故などが多かったなぁ。

干支が変わって今年、羊年の羊という字は「善」「祥」「美」「義」「翔」「達」など(「幸」や「寿」もかな?)、縁起や印象のいい言葉に多く使われているから、2015年は羊が沢山の年になるといいですね!


ゆっくりのんびりした時間のなかで新たな一年の展望をイメージしていると、いろいろとやりたいことがムクムクもたげてくる年頭です。

ではみなさん、今夜は初夢に向けていい夢を!


羊が一匹、羊が二匹、羊が…、?

はて?眠れない時には、なぜ羊を数えるのだろう?

眠れなくなりそう(笑)

門松・しめ飾り

28日の大安と今日30日(先勝)、二日かけて、門松としめ飾りを飾った。

地域のしめ縄作り教室へ参加して、玄関に飾るしめ縄(門松)の作り方を教わったのをきっかけに、僕はおんべ(和紙を折って飾りの中心に垂らすもの=漢字が解りません)を作ったり、庭の松を剪定を兼ねて飾りに使えるように枝を切ったり。妻は藁をいくつもしめ縄にしたり藁紐や麻紐をこさえたり、水引で色飾りを作ったりして、何とも楽しい時間だった。

お隣の地元夫婦(自分の両親と変わらない年代の方です)にこの地域での飾り方を聞きに伺ったり、つきたての飾り餅をいただいたり、とても楽しくて心暖まる年末です。

※当然だろうけど、この山間地、クリスマス色は全く無かったです(笑)=我々夫婦には何の問題もない、むしろありがたい?(笑)


普段から何かにつけて下さる野菜を、一年の挨拶がわりにとばかりに、新聞紙やビニール袋に入れ、汚れひとつない段ボール箱に積めた上、メッセージカードまで付けて下さる方、通りがかりに雪かきをほんの少し手伝っただけなのに、二人では持ちきれないほどの野菜を下さる方、また玄関先まで大きな袋一杯の林檎を持ってきて下さる方…。


とにかく雪が多く(今年は例年以上に降ってるという)、この時期はオイソレと身軽に街には降りられないけれど、根っからの心優しい人たちに囲まれて、しあわせだな〜、ここに来てほんとに良かった!と噛みしめる2014年の年末です。

そして、大瀧詠一さんが亡くなって今日でちょうど一年。
つくづく、大きな星だったな。

窓の外は真っ白い世界。「さらばシベリア鉄道」が聴こえてきそう。
しんしんと、こんこんと、雪は降ります積もります。

朔旦冬至

今日、19年に一度の朔旦冬至とは、つまり、太陽と月の復活(サイクルの仕切り直し)が同時に重なる、何とも珍しくおめでたい日ってことなんだよな。

19年に一度ということは、19年前にもあったということ!
1995年の冬至がそうだったはず?

はて、
何をしていただろうか?

川崎の中原区の風呂なしのアパートに住んでいた。不動産屋は最初の契約の時だけであとは下の階に住む大家さんに直接家賃を入れるだけで更新料もなかったし、居心地よくて思えば長く住んだ。
南武線の終電が早くて、武蔵小杉駅からよく歩いて帰った。
まだ開発前の武蔵小杉。

「風義」としての初めてのライブが1996年の10月だから、まだ「風義」的な音楽を始めて間もなかったと思う。きっと、あのアパートでたくさん曲を書いていた頃だ。




でも今は、今夜もまたしんしんと雪が降り積もる我が家。

ネオンホール

思えば6月末の秋葉原でのMOTTAINAI FESTA以来のライブでした。
出番前の楽屋で途中で頓挫していたはずの曲が突然完成したので御披露目させてもらいました。

今回企画のHESO ROCK主催の和田優孝率いるGripslips、そして全国ツアー最終日のアノアとペロ。僕はオープニングアクト的に絡ませていただいて、とても楽しい夜でした!

ペロさんのドラムセット。一番小さな子供用です。とてもいい感じで、飄々と茶目っ気たっぷりに余裕で叩いて見せるペロさん、しかし腕がなければあんなに使いこなせない!素敵でした。アノアさんのノリノリのピアノとエネルギッシュな歌で会場をハッピーオーラの暖かい雰囲気に包み込んで、流石でした!
ツアーお疲れさまでした。

Gripslips、ネオンホールのスタッフの皆さん、そして小川村とHESO ROCKにも、ありがとうございました!

地震。震度6弱。

11月22日、いい夫婦の日でした。
夜10時過ぎ。ギターの練習をしていたら、窓の外、山の方からゴゴゴゴと唸りのような地響き。
はっ!と思う間もなく足元からガタガタと揺れ始め、部屋を飛び出て妻と猫のいる居間に行こうとするところで停電。
揺れは10秒程だったらしいけど、もっと長かったような印象。
電灯を持って家の外周を見回りに玄関を出ると、遠く市内の方まで真っ暗になっているようで、満天の星空がキラキラと輝いて、まるで玄関を開けたら宇宙かと錯覚するほどの存在感で目に飛び込んできた。

ほんの一時ボーッとしていたかもしれない。すぐに電気が復旧。ウチの周りは、特に緊急を要するような被害は無さそうで、まずは一息安堵したのだった。

玄関の鍵を閉め忘れていたらしく、揺れで扉が少し開いてしまい、とっさに猫もどこかへ姿を消したので、表に飛び出してしまったかとも思ったけど、2階の、テーブルの下のお気に入りの場所にちゃんと身を潜めていた。安全な場所が解っているのだなぁ。

余震が続く中、実家や知り合いから電話やメールなどで心配のメッセージが届く。
ラジオをつけていると、小川村や白馬の方で被害が出ていることがだんだん分かってきた。

小川村は移住先の有力候補だったし、僕ら夫婦に長野移住を決意させてくれたとても縁のある村で友だちや知り合いも多い。

みんなの所は大丈夫?

村の古い家々が思い浮かび、心配にもなったが、だんだん連絡が着いたり、無事を知らせる発信があったり。

白馬では家が潰れてるとか、土砂で道が塞がっているとか、いろいろニュースが入って来て、明日の朝、全貌が見えたら結構酷いことになってるかも、とモヤモヤしながらその後しばらくガタガタと短いながらも余震があり、なかなか布団で寝る気になれず、ラジオをつけたまま炬燵でうとうとしてしまったのでした。


市内などはほとんど何事もなかったように見えるけど、善光寺でも参道の石燈籠が壊れたりもしていたし、それぞれの建物の造りや年代によって様々のようだ。

季節や時間帯によってはもっと被害が大きくなっただろう。日頃から有事の時の対策を話し合ったり確認しておく事は大事だなあと思った。

白馬村で崩壊した家屋に閉じ込められていた子どもやお年寄り、持ち上げて救助したのはご近所の人たちだというし、小川村でも地元集落の消防団が救援活動に飛び回っていたと聞く。
田舎の集落のいいところは日頃からコミュニケーションが取れているので、どこの家はどういう地盤にどういう構造で建っていて、寝室がどこでストーブをどこに置いている、なんてことを隣近所で把握している。
だからそんな災害の時、救援隊を待たずとも近隣同士で判断や救助が迅速に出来る。

かくいう我が家も、棲み始めた我々夫婦よりも、家や畑のあれこれに隣近所の方が詳しい。これはある意味、とても安心なことだなと思った。

12月にヴァンダナ来たる!


僕の楽曲「種まきソング」、それからこのブログのタイトルにも流用している「やまずめぐる」、の2曲を使っていただいているヴァンダナ・シヴァの映画上映のイベントに合わせ、ヴァンダナ氏が来日。
12月13日は東京で、翌14日は神戸。

かぜよし、東京会場に出演します!

が、

案内をモタモタしてたら東京会場の方は満員御礼(300人!?)、予約受付終了になってました!
m(><)m


「いのちの種を抱きしめて」というタイトルにもあるように、人類にとっても地球環境にとっても、重大な「種」=「命」の話。
「TPP」、「遺伝子組み換え」の問題から「ミツバチの突然消滅…」など、危機感を持っている人もそうでない人も、ぜひ、見て欲しい映画。わかりやすい、インタビュー形式のドキュメンタリーです。


「SEED FREEDOM 未来へつなぐ種・土・食 2014」
ヴァンダナ・シヴァ博士(環境活動家・ナヴダーニャ財団代表)
ハンス・ルドルフ・ヘレン博士(農学者・バイオビジョン代表)講演会
+スローシネマトーク&ライブ「ヴァンダナさん、ようこそ!」
(“ゆっくり小学校 課外授業” とスローシネマ「いのちの種を抱きしめて」)

〈東京会場〉

日時:2014年12月13日(土)
(スローシネマトーク&ライブ)14:00〜(講演会)18:00〜
会場:明治学院大学 白金キャンパス
(スローシネマトーク&ライブ)アートホール (講演会)3号館3201教室
主催:NPO法人 秀明インターナショナル
   スロー・スモール・スクール(ゆっくり小学校)
   明治学院大学国際学部国際学科大岩ゼミ
後援:NPO法人 秀明自然農法ネットワーク

◯プログラム
スローシネマトーク&ライブ「ヴァンダナさん、ようこそ!」
場所:アートホール 時間:14:00〜 定員300名
・スローシネマ「ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて」上映
・ゆっくり小学校 特別課外授業「種をまこう!」
 岡本よりたか×かぜよし×辻信一校長 (進行:上野用務員)
講演会 場所:3号館3201教室 時間:18:00〜 定員500名
ヴァンダナ・シヴァ 博士 (環境活動家 ナヴダーニャ代表)
・ハンス・ヘレン 博士 (農学者 バイオビジョン代表)
◯料金:2,000 円 (高校生・中学生1,000 円)・税込 全席自由
※講演会のみの場合は1,000 円(高校生・中学生500 円)・税込
※会場内の飲食はご遠慮願います。
◯アクセス
明治学院大学白金キャンパス 東京都港区白金台1-2-37
東京メトロ南北線都営地下鉄三田線 白金台駅白金高輪駅 徒歩7分
都営地下鉄浅草線 高輪台駅 徒歩7 分
JR 各線 品川駅 徒歩17 分

〈神戸会場〉

日時:2014年12月14日(日)
10:30〜17:00(開場10:00)
(上映会)10:30〜 (講演会)14:00〜
(オーガニックマーケット)12:00〜17:30
会 場:神戸国際会議場
主催:NPO法人 秀明インターナショナル
   スロー・スモール・スクール(ゆっくり小学校)
後援:NPO法人 秀明自然農法ネットワーク

◯プログラム(メインホール)
第1部 上映会&トーク 10:30〜12:30
・「ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて」上映
・ゆっくり小学校 特別課外授業「種をまこう!」
 辻信一校長×上野宗則用務員
第2部 基調講演&パネルディスカッション 14:00〜17:00
ヴァンダナ・シヴァ博士(環境活動家・ナヴダーニャ代表)
・ハンス・ヘレン博士(農学者・バイオビジョン代表)
オーガニックマーケット
 SEED FREEDOM “のたねフェス”(会場前広場)12:00〜17:30
◯料金:2,000 円(高校生・中学生1,000 円)・税込
 全席自由 定員690名
※未就学のお子様のための専用ルームを設けております。
※メインホール内の飲食はご遠慮願います。
◯アクセス
神戸国際会議場 兵庫県神戸市中央区6−9−1
ポートライナー市民広場駅下車すぐ

〈申込方法〉
http://yukkuri-web.com/archives/3117 (東京)
※当サイトでは上映会+講演会 通し券のみ
(東京会場は受付終了)http://yukkuri-web.com/archives/3180 (神戸)
http://www.nposhumei.or.jp/seedfreedom/form.html
上記いずれかのURLにアクセスし、必要事項を記入の上、お申し込みください。
申込締切:11月30日(日)