日本国憲法というもの。

昨夜7/5、
へっころ谷にて、安部芳裕さんの話(憲法勉強会)。

自民党憲法改正案(ネットや党事務所で手に入る、というか、公開済みだって知らなかったよ!)と現在の憲法を一つ一つ見比べて行くと、自民党が、今後この国をどうしたいのかが、はっきり浮き彫りになって見えてくる。
まず大きな違いは、
今の憲法が国民が主体であることに対し、自民党案は国民を制御するためへの塗り替えだ。じっくり照らし合わせていくとホント怖いよ〜!背筋が凍った。
戦争ができる国にしたいの、歯向かうやつは排除してでも。なぜ、この一言を省いたの?なぜ、言葉を言い換えたのか?見比べて行くと、そういう根回しをしているのがよくわかる。

自民党って本当にしたたかで、選挙のベテラン。政治家の集団と言うよりはあっぱれなくらいの選挙のプロフェッショナルだ。


そもそも自民党の発足は憲法を変えたい、というのが大きな理由だったらしい。アメリカの言いなりになりたくないがための。
ところが今の憲法改正の目的は、もっと忠実なアメリカの言いなりになりたいがため。


いや〜、まだまだ掘り起こせば根が深い話だよ。ほんと。
みんな〜、ナメられてるぜ。

しかし、そうやって自民党の草案と現憲法を照らし合わせていくと、いかに現在の憲法が素晴らしいものか、たとえGHQからの押しつけだとしても、人々の平和にとってとてもよく考え抜かれているかが改めてよく解った。じつに感動的です。
平和のために武器を持つなんて矛盾甚だしく馬鹿馬鹿しいけど、もし、そのために利用すべき決定打があるなら、それはやはり9条しかない。

笑ってしまう話だけど、そもそも、国民からの要望でもない限り、
政治家が勝手に憲法を変えること事態がすでに憲法違反である。


いや、笑えない。